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story of 【mitsuami】

shihoとしてジュエリーを作り始めたころに生まれたのが、この【mitsuami】シリーズです。

 

mitsuami ring(S)

mitsuami ring(S)

少し夜更かしすることと、次の日おしゃれになるということ

 

三つ編みは髪の毛を3束に分けて編んでいく結び方のことですが、私は小さい頃、よく母に三つ編みにしてもらっていました。

小学生の頃は、朝ご飯を食べながら、その間に母が私の髪を結ぶ、というのが朝のルーティーンになっていて、当時の私の写真はほとんどお下げスタイルだったんじゃないかと思います。

決して、普段自分から三つ編みにして!と言ったわけではありませんが、三つ編みにしてた記憶は強く残っています。

 

あ、でも、休みの日の前日、夜寝る前にたくさん三つ編みにしてもらって、翌日解いてパーマみたいになる、っていうのを時々お願いしてやってもらっていました。

少し夜更かしすることと、次の日おしゃれになるということが、特別なことで気持ちが上がっていたのを今でも覚えています。

 

mitsuami ring(M)

mitsuami ring(M)

 

手の感覚と鏡に映った感覚が合わなくて

 

そして、小学校3.4年生くらいになると、鏡に向かって自分で髪の毛を結ってみようと思うようになりました。

 

三つ編み自体は人形遊びの中では習得してましたが、自分の髪でやるのは初めて。

左右対称になんか当然ならず、ましてや鏡に向かってやると編む向きが逆になってしまって上手くいかないのです。

いつも通り(人形にするのと同じように)やっているのにできない!

手の感覚と鏡に映った感覚が合わなくてわけがわからなくなりながらも、何度も練習しました。

 

そのうち、鏡を見るんじゃなくて、自分を上から見た感じでやればいいんだと気づき、手の感覚でできるようになりました。

腕が変な角度になって痛くなりながらも、ひとりでできたときは本当に嬉しかったです。

 

 

mitsuami pearl pierce

 

ひと編みひと編み三つ編みを編んでいた気持ちを込めたくて

 

そんな思い出が三つ編みにはあり、当時のことをことを思い出して作ったのが、【mitsuami】シリーズです。

 

多くのアイテムは、原型を作り、ゴム型を取って同じ形を量産できるようにしてますが、【mitsuami】シリーズは1つずつ手作業で編んで作っています。

型を取ってしまえば同じものがいくつもできて簡単ですが、ひと編みひと編み三つ編みを編んでいた気持ちを込めたくて、今も手作業で作っています。

 

表面には、髪の毛のようなテクスチャをつけています。

手作業なので、同じように見えて微妙に違います。

 

mitsuami pearl earring

mitsuami pearl earring

 

現在は、リング2種類、ピアス・イヤリング1種類の展開です。

個性的なようで、とても使いやすいアイテムですので、幅広いファッションで楽しんでいただけると思います。