金属アレルギーについて【前編】
は、金属アレルギーについてお話したいと思います。
よく「金アレ」「金属アレルギー」って聞きますが、金属アレルギーって、どのような状態かご存知でしょうか。
金属は、直に肌にあたり、汗などに触れることでイオン化します。
イオン化した金属は、皮膚のタンパク質と結びつき、 体内に取り込まれ、その際、体が異物とみなし拒絶します。
この拒絶反応が金属アレルギーです。
一般的に、シルバーは金属アレルギーが出にくいと言われています。
ただ、純銀ではなく、SV925やSV950などの素材は、 強度・耐久性を持たせて加工しやすくするため、 銅などの金属を混ぜており、銅成分が反応してアレルギーとなる場合があります。
shihoのジュエリーでは、SV925をメイン素材として使っています。
また、メッキ製品の場合、ニッケルを下地として使用することがあります。
ニッケルを使用することで、光沢が出たり、 強度が増したりといったメリットがある一方、 金属アレルギーを引き起こしやすい金属でもあります。
メッキについては、カラーバリエーションを増やすだけでなく、 見た目の美しさアップや、表面の保護などを目的にかけていますが、 少しでも金属アレルギーのリスクを減らせるよう、 shihoでご用意しているメッキ製品では、下地にニッケルは使用しておりません。
ここまでに出てきた銅・ニッケルの他にも、 パラジウム、水銀などもアレルギー反応が出やすい金属です。
身近なものでいうと、10円玉は銅、50円玉はニッケルです。
ゴールドやプラチナは、シルバーよりアレルギーが 起きにくい金属ではあるのですが、 ゴールドも純金以外は銅を含んだ合金で、 プラチナも銅やパラジウムを含む合金にすることがあります。
K18メッキにも銅が含まれています。
真鍮(しんちゅう)という金属もよく見聞きすると思いますが、 これも銅と亜鉛の合金です。
shihoではヘアアクセサリーで真鍮を使っています。
ここまで読んでくると、「もうどの素材選べば安全なのかわからない・・」 ってなる方もいらっしゃるかと思います。
ごめんなさい、不安にさせるつもりはないんです(´・ω・`)
実際、金属アレルギーには、個人差があり、 体調や環境などによっても発症頻度は変わりますので、 「絶対に金属アレルギーが起こらない」と言い切ることはできないのです。
なので、「金属アレルギーか知りたい」「もしかしたら金属アレルギーかも?」 という場合は、医療機関に確認することをお勧めいたします!
「かわいい」「ピンときた!」「値段がちょうどいい」など、 ジュエリーを選ぶ理由は人それぞれあると思いますし、 その時々、違う理由でもちろんいいと思っています。
でも、せっかく気に入ったものは長く使いたいですよね。
金属アレルギーの話を頭の片隅に置いていただいて、 ご留意のうえ、おしゃれのお供にご利用いただけると幸いです。
金属アレルギーについて、おわかりいただけましたでしょうか?
もうちょっと文章書いたのですが、長くなってしまったので、「後編」として次回アップしようと思います。
instagramでは、ブランド深堀りシリーズとして、お話をアップしているので、こちらもあわせてご覧いただけると嬉しいです。
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