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2022-09-27

金属アレルギーについて【前編】


は、金属アレルギーについてお話したいと思います。

 

 

よく「金アレ」「金属アレルギー」って聞きますが、金属アレルギーって、どのような状態かご存知でしょうか。

 

 

金属は、直に肌にあたり、汗などに触れることでイオン化します。

 

イオン化した金属は、皮膚のタンパク質と結びつき、 体内に取り込まれ、その際、体が異物とみなし拒絶します。

 

この拒絶反応が金属アレルギーです。

 

 

一般的に、シルバーは金属アレルギーが出にくいと言われています。

 

ただ、純銀ではなく、SV925やSV950などの素材は、 強度・耐久性を持たせて加工しやすくするため、 銅などの金属を混ぜており、銅成分が反応してアレルギーとなる場合があります。

 

shihoのジュエリーでは、SV925をメイン素材として使っています。

 

また、メッキ製品の場合、ニッケルを下地として使用することがあります。

 

ニッケルを使用することで、光沢が出たり、 強度が増したりといったメリットがある一方、 金属アレルギーを引き起こしやすい金属でもあります。

 

 

メッキについては、カラーバリエーションを増やすだけでなく、 見た目の美しさアップや、表面の保護などを目的にかけていますが、 少しでも金属アレルギーのリスクを減らせるよう、 shihoでご用意しているメッキ製品では、下地にニッケルは使用しておりません。

 

 

ここまでに出てきた銅・ニッケルの他にも、 パラジウム、水銀などもアレルギー反応が出やすい金属です。

身近なものでいうと、10円玉は銅、50円玉はニッケルです。

 

ゴールドやプラチナは、シルバーよりアレルギーが 起きにくい金属ではあるのですが、 ゴールドも純金以外は銅を含んだ合金で、 プラチナも銅やパラジウムを含む合金にすることがあります。

 

K18メッキにも銅が含まれています。

 

真鍮(しんちゅう)という金属もよく見聞きすると思いますが、 これも銅と亜鉛の合金です。

 

shihoではヘアアクセサリーで真鍮を使っています。

 

 

ここまで読んでくると、「もうどの素材選べば安全なのかわからない・・」 ってなる方もいらっしゃるかと思います。

ごめんなさい、不安にさせるつもりはないんです(´・ω・`)

 

実際、金属アレルギーには、個人差があり、 体調や環境などによっても発症頻度は変わりますので、 「絶対に金属アレルギーが起こらない」と言い切ることはできないのです。

 

なので、「金属アレルギーか知りたい」「もしかしたら金属アレルギーかも?」 という場合は、医療機関に確認することをお勧めいたします!

 

 

「かわいい」「ピンときた!」「値段がちょうどいい」など、 ジュエリーを選ぶ理由は人それぞれあると思いますし、 その時々、違う理由でもちろんいいと思っています。

 

でも、せっかく気に入ったものは長く使いたいですよね。

 

金属アレルギーの話を頭の片隅に置いていただいて、 ご留意のうえ、おしゃれのお供にご利用いただけると幸いです。

 

 

金属アレルギーについて、おわかりいただけましたでしょうか?

もうちょっと文章書いたのですが、長くなってしまったので、「後編」として次回アップしようと思います。

 

instagramでは、ブランド深堀りシリーズとして、お話をアップしているので、こちらもあわせてご覧いただけると嬉しいです。


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